こんにちは、ヒラノヤ 代表 中務(なかつかさ)です。
昨日はこんなものを買取りました。
金めっき基板!!
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これはICチップなど実装前のノートパソコン液晶モニター用のインバーター基板(?)だと思われます。(ちなみにインバーター基板とは液晶モニターのバックライトを点灯させるために電圧を変化させるための基板)残念ながら長方形ICチップやCPUは付いておりませんが…金メッキが載っています。
この四角の部分にICチップか何かしら乗せられるのでしょうかね?
工業製品などへの金めっき塗布方法は様々ありますが、大まかには電解金めっきと無電解金めっきと2種類に分けられ、ICチップやコネクター、端子接点など導電を目的とするものには電解金めっき、基板などのはんだ濡れ性や防腐性を求められるものには無電解金めっきが使用されます。
そして厚みもそれぞれ
電解金めっきは0.1μm(=0.001mm)
無電解金めっきは0.25μm以下
と大きく異なります。
スクラップ買取では最終的には貴金属の溶解と抽出を目的とするものですから、やはり厚く塗られているものの方が高価です。
例えば、もちろん母材の重さにより上下はするのですが、太さ2~3mm程度の金めっき端子針でしたら軽くキロ単価1,000円を超えてきますし、基板など無電解金めっきを施されている薄い金めっき品ではせいぜい数百円といったところです。
「めっきが厚いのか薄いのか」つまり「高価値なのかそうでないのか」は外観より判断するのは本当に難しいですが
・確実な導電が必要なものなのか(端子針など)
・母材や異材が付いているか否か
を基準にある程度は判断出来るのではないかと私は思います。(※例外も多くありますが…)
そんな分かるような分からないような金めっきスクラップですが、ヒラノヤでは高価買取をしております。サンプルがあれば正確な買取価格を算出いたしますのでまずはお気軽にお問合せくださいませ。
よろしくお願いいたします。