平素よりお世話になっております。株式会社ヒラノヤ 中務(なかつかさ)です。本日久々にハイブリッド車の駆動用バッテリーユニット(以下HVバッテリー)廃棄品の買取を行いました!
![ハイブリッド車バッテリーの全景](https://i0.wp.com/hiranoyasan.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230307101709.jpg?resize=596%2C447&ssl=1)
のでなんとなくHV車バッテリーのスクラップ(=廃棄品)について書いてみたいと思います。
弊社で買取をしているのは主にトヨタ自動車のハイブリッド車にて使用されているニッケル水素(Ni-MH)のハイブリッド駆動用のバッテリーです。蓋を開けてみると内部には「モジュール」と呼ばれるブロック状の機構がズラッと並んでおり、それぞれが電力を発生させ、最終的に大きな電圧となって駆動用モーターを動かしております。そしてパッケージにはこんな注意喚起のステッカーが貼られております。
![ハイブリッド車バッテリーの注意書き](https://i0.wp.com/hiranoyasan.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230307101726-rotated.jpg?resize=596%2C447&ssl=1)
「危険」です!
![ハイブリッド車駆動用バッテリーの蓋を開けたところ](https://i0.wp.com/hiranoyasan.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230307102456-rotated.jpg?resize=597%2C447&ssl=1)
蓋を開けてみました。ズラーっと並んでいるものがモジュールです。スクラップ買取価値の側面から言いますと、まさにそのモジュールの中にレアメタルが潜んでおります。
![ハイブリッド車バッテリーの蓋を開ければ見えるニッケル水素モジュール](https://i0.wp.com/hiranoyasan.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230307102507.jpg?resize=596%2C447&ssl=1)
![ハイブリッド車バッテリーのニッケル水素モジュール](https://i0.wp.com/hiranoyasan.com/wp-content/uploads/2023/03/IMG20230303134729-rotated.jpg?resize=596%2C447&ssl=1)
具体的には正極材には水酸化ニッケル、負極材には水素吸蔵合金粉(Ni,Coなど)が使用されております。で、全体に対する、含有されているレアメタルの割合で言うと
ニッケル(Ni) 30%
コバルト(Co) 5%
その他レアメタル 10%
となります。取り出すにはそこそこのコストが必要ですが、しかし資源価値としては全然安い物ではありません。組成から考えると十分な金属価値を持っていると言えます。取り出されたニッケルやコバルトはそれぞれ電池の材料として、または鉄鋼の原料として使用され社会へ還元されていきます。
余談ですが少し前に、従来型のニッケル水素電池の2倍の出力を誇るバイポーラ型ニッケル水素電池を完成させたとのこと。よってリチウムイオン電池全盛の世の中ですが、ニッケル水素電池の出番はまだまだありそうです。
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2110/11/news012.html
以上になります。ニッケルが無料にならない限りヒラノヤではHV車バッテリーのスクラップ・廃棄品は買取可能であると思われます。のでもし不要なHV車バッテリーのスクラップ・廃棄品がありましたら是非弊社へお持込みくださいませ。
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ニッケル水素モジュールだけの状態でも買取しております。↓
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よろしくお願い申し上げます。